実は日本酒ってワインのように繊細なお酒なんです

雪冷え(ゆきひえ)・花冷え(はなひえ)・涼冷え(すずひえ)と聞いて、スグに日本酒を思い浮かべる人は、かなりの日本酒通の方でしょう。この3つの呼び方は日本酒を冷やで飲む際の温度を表した呼び名です。雪冷えが約5℃、花冷えが約10℃、そして涼冷えが約15℃です。逆にお燗は日向燗(ひなたかん)約30℃、人肌燗(ひとはだかん)約35℃、そこから約5℃あがるごとにぬる燗・上燗(じょうかん)・熱燗(あつかん)と呼ばれ、55℃以上を飛びきり燗と呼び、お燗の呼び名は冷やと比べ風流には少し欠けていますね。

日本酒は、微妙な温度の変化で香りを含め全く違った味わいが楽しめる繊細なお酒です。そのことをご存じない方が案外多いのは日本酒好きには少し残念です。最近ではその美味しさが海外でも認められ、多くの日本酒がヨーロッパやアメリカにも輸出されています。どの温度が一番美味しく飲めるのかは、それぞれのお酒によって違ってきます。もちろん飲み人の好みによっても違いますので、一言でどの温度が最適なのか決めることは出来ませんが、お燗や冷やに向き不向きをお店の方に聞きながら色々と試してみるのも楽しいかと思います。例えば冷蔵庫で冷やしておいた日本酒が室温で常温に近づく変化を味わいながらゆっくりと飲んでみるなんてのもお薦めです。

そして、ぜひ一度お試しいただきたいと思っているのが器によっても味と香りが変化する日本酒のおもしろさです。選んだ日本酒が、ちょっと自分の好みにあわないなぁーなんて時、ぜひ器を変えてもう一度味わって見て下さい。

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